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強くて美しい日本の指輪を目指して

2016.5.18

正直屋のこだわりは、職人がイチから造り上げるオーダーメイドリング。「鍛造」と呼ばれる昔ながらの製法で、手間と時間をたっぷりかけて生み出されます。

 

婚約指輪・結婚指輪に多く使われる「プラチナ」。実はとっても柔らかいって知ってますか?「重たい買い物袋を持っただけで変形した」というのはよくある話。

そこにはプラチナの純度の高さや細すぎるデザインといった原因があるんですが、指輪の「製法」そのものにも大きく左右されます。

 

指輪の造り方には「鋳造」と「鍛造」があります。

「鋳造」とは、高温でどろどろに溶かした金属をリングの型に流し込んで固める製法。複雑なデザインや、同じものを大量に造るのに適しています。

一方、正直屋が創業以来こだわり続ける「鍛造」は、職人が金属の塊を熱して金づちで何度も叩き、伸ばしたり曲げたりしながらリング状に成形していく製法。

 

とんでもなく手間と時間がかかる作業ですが、この「熱する」→「叩く」を何度も何度も繰り返すことで金属中の気泡が追い出され、密度のギュッと詰まった丈夫な金属になるのです。

文字通り金属を鍛えながら造る「鍛造」のリングは、抜群の強度を誇る一生もの。ちゅるんと滑らかな指通りも、しっとりと馴染む着け心地も、極限まで密度を高めた地金の為せるワザです。

 

「丁寧に作られている」から、「手仕事」だから、イコール良いものということではない。良品には、たしかな根拠があるのです。